「褒めて育てたい」ママのための『黄金の褒め言葉』って?


 

イライラ子育てから“ごきげん子育て”へ
「わが子」育てコーディネーターの的場真由美です。

 

『褒めて育てる』のと『叱って育てる』どっちがいい?
というコラムの中で、
褒めても叱っても【不快】という気持ちを残さないようしましょう
という話をしました。 詳しくはコチラ

 

「叱っても大丈夫なんだ」と理解してホッとしても、最近の風潮なのか、
「でも、できるなら褒めて育てたい!」というママさんは多いですね。

なにを隠そう、私もその一人です。(笑)

そして、「褒めて育てたいのだけど、どう褒めていいのかわかりません」というママさんもよく相談にいらっしゃいます。

 

さて、私は自分の両親から『褒められた記憶』というのがあまりありません。
「あまり」と書きましたが、私自身には「まったくない」と言ってしまえるほど、ありません。
しかし、私の母は「褒めたよ。聞いてなかったんじゃない?」と言います。

母は「褒めた」と言い、私は「褒められていない」と言う。
このギャップ、行き違いはどうして起こるのでしょうか?

それは、「母の『褒め言葉』が私に響いていない」「私が受け取れる『褒め言葉』ではなかった」ということが原因として考えられます。

せっかく褒めても、わが子に伝わらなければ意味がありません
子どもが「褒められた!」と感じるからこその『褒め言葉』ですし、
それこそが、「褒めて育てたい」と考えているママさんが目指す【上手な褒め方】だと、私は考えています。

 

55a1c43b9c358ed62cce9ed8b58120a0_sわが子が喜ぶ『褒め言葉』で、親と子の『褒めギャップ』を減らしましょう!

 

では、どんな『褒め方』だとわが子が受け取ってくれるのでしょうか?

実は、子供の性格によって『褒め方』は変わってきます

 

目立ちたい子や、スピード感のある子、人より一歩前に出ることが平気な子は、とにかくその場ですぐに褒められたい気持ちがあります。
「すごいね!」「上手だね!」「偉いね!」など、一言で簡潔に聞き取れる『褒め言葉』が効果的です。
そして、その場ですぐに褒めることが重要です。

親が見ていると、「もうちょっと周りを見て足並みを揃えてほしい」「おとなしくしていてほしい」という気持ちが出やすい子です。
つい「周りのことを考えて!」と注意したくなりますが、リーダーシップを発揮できる子です
簡潔な言葉で褒め、どんどん挑戦させることで本人の自信につながります。

 

おもしろそうなことや自分の興味のあることに集中できる子、いろいろな空想をして楽しむ子、急に突拍子もない行動をしてしまう子は、自分の考えていたこと(アイディア)を認めてもらいたいと思っています。
集中しているときや、空想しているときに話しかけたり褒めたりしても、頭には入ってきません。
空想などが一段落し、本人が一息ついた頃合いを見計らって「いいアイディアだね!」「そんなこと思い付いたんだ!」「おもしろそうだね!」などと声をかけるといいでしょう。

急に思いがけないことをしてしまうことがあるので、大人は「いらないことしないで!」「ちゃんと考えなさい!」と言ってしまいがちです。
大人が『思いがけないこと』と思っていることは、その子が空想を張り巡らせて考え、アイディアを出した結果です
「理解できない!」と思ったら、まずはその子が考えたことを聞いてみてください。
とっても面白い、大人では想像がつかないような答えが返ってくるはずです。
ぜひ、「そんなこと思い付いたんだ!」と言ってあげてください。

 

人前に出るのが恥ずかしい子、みんなと一緒だと安心する子は、大々的に褒められることは苦手です。
目立つこと、注目されることが苦手なので、2人っきりになったときや、コッソリと内緒話のように「あなたの○○がよかったよ」と、「ママはあなたを見守っているよ」というメッセージを送りましょう
そうすることで子供は安心感を得て、次の行動に移ることができます。

親は「しっかりしてほしい」「自信を持ってほしい」と、つい思ってしまいます。
でも、周りを見ることができる子なので、知らないところで他の子の役に立つことをしています
なかなか目立たない些細なことかもしれませんが、小さなことでも褒めることで「あなたのことを見ているよ」というメッセージになります。

 

人より遅くても最後までやり遂げる子、きちんと道筋を立ててから始めたい子、ルール通りにやりたい子は、自分が頑張ったことを褒めてもらいたいと思っています。
「コツコツ最後まで頑張ったね」「きちんとやりたかったんだね」「こんなところまでできたんだね」といった『褒め言葉』が有効でしょう。

つい「早くしなさい!」「いつまでかかってるの!」と、親が言ってしまいたくなる子です。
一度決めたら変更が難しいので、『頑固』や『強情』と言われたりもします。
融通が利かないかもしれませんが、決めたことはやり遂げようと努力します
繰り返し同じことをすることで、達成するスピードが早くなります。
臨機応変さを求めず、努力していることを認めることで本人の自信になります。

 

このように、「この褒め方だったら、どんな子もバッチリOK!」という【黄金の褒め言葉】はありません
子供の性格によって褒め方は変わりますし、また、年齢や精神的な発達の度合いによっても変わります。

親とわが子の性格が違うからこそ、親が良いと思っている『褒め言葉』とわが子がうれしい『褒め言葉』が違ってきます。

是非、わが子が「褒められた!」と感じる『褒め言葉』を使ってくださいね。

 

 

 

わが子に合った『褒め方』『叱り方』を知りたい方、
『イライラ子育てじゃなく“ごきげん子育て”をしたい!』と思っている方は、
ぜひ「わが子」育てコーディネートをご利用くださいね。

 

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