「言うことを聞かない!」子育てを楽にする方法② 3~5才の心の発達
イライラ子育てから“ごきげん子育て”へ!
「わが子」育てコーディネーターの的場真由美です。
突然ですが、
「子供が言うことを聞かない!」と困っていませんか?
「言うことを聞かない!」子育てを楽にする方法①
では、
「子供に時間を決めさせてみると??」というお話をしました。
詳しくはコチラから。
この方法、時計が読める小学生なら、任せられるかもしれません。
困るのは3~5才、就学前の時計が読めないとき、でしょうか?
どうしたらいいのかな?と悩むのがこの時期です。
この時期も時計を使うのですが、
(例えば、「長い針がココに来たら片づけようね」という形の声かけです)
3~5才という時期は、心(精神)の発達を頭に入れておくと声かけがしやすくなります。
- 3才の心の発達
3才の子供というのは、まだまだ「自分中心の世界」で生きています。
自分が楽しければ周りも楽しいだろう、
自分が使いたいおもちゃだから、誰が使っていようと自分が使っていいんだ、
自分が泣いたら、大人がなんとかしてくれるに違いない、
という時期です。
イヤイヤ期が終わったか、終わりかけのこの時期、
「やっと話が通じるようになってきたかも」とホッとするのもつかの間、
急にカンシャクを起こしたり、ワガママがさく裂したり…。
世のお母さん方が「まだイヤイヤ期なの?!」「終わったんじゃないの?」と戸惑う時期です。
もうこの時期は、ただひたすら共感するしか方法はありません。
「そうだね、やりたかったね」
「片づけるのイヤだね」
「もっと遊びたいね」
子供の「やりたい」という気持ちを代弁しつつ整理してやる。
そうすることで、少しずつ「自分で気持ちを切り替える」という作業ができるようになってきます。
(ただし、長~い目で見てやってくださいね)
- 4才の心の発達
4才ぐらいになると、自分以外の「他者」がいる、ということに気付き始めます。
自分は今まで「何でもできる」と思っていたけど、実は○○くんのほうが鉄棒もできるし、すごいんじゃないか?
私は誰よりも早く幼稚園から帰る準備ができるの、すごいでしょ?
という「他者比較」が始まります。
これが意外と子供の心にとってはストレスなようで、
幼稚園などから帰宅すると、ぐったり疲れてダラダラしちゃう、という子も多いようです。
そしてこの時期、とても重要な、ママに知っておいてほしいことがあります。
それは、ルールがあるということは理解できるが、ルールを「守るのか、守らないのかは別問題」という時期だということです。
「遊んだら片づける」というルールがあるのは理解できる。
なので、
「時計の長い針が5のところにきたら片づけるよー」と声をかけると、
「はーい」という元気な返事が返ってきます。
親としては、「よしよし、いい返事」と期待してしまいますね。
でも、いざ片づけるとなると
「まだ遊びたい!」と言い出したりします。
「え、約束したじゃん」と親は思います。
「言うこと聞かへん」となるわけですね。
でも、思い出してほしいのです。
4才の子供は「ルールがあることは理解できるけど、守るか守らないかは別問題」なのです。
おまけにこの時期「他者比較」の考えが子供には芽生えます。
「お姉ちゃんは言うこと聞くのに」なんて言ってしまいがちですが、そういった言葉が深く残るのもこの時期です。
では、どう対処すればいいのでしょうか?
この時期も「共感」は大切です。
「そっかー、片づけるの嫌なんだー」という共感は、子供の気持ちを受け止めることにつながります。
共感することで、子供は「認められた」と感じることができます。
でも、親としてはルールも知ってほしいし、約束を守ってほしいですよね。
だから、どんなルールだったか、もう一度確認することも必要です。
「時計が5になったら片づけるって約束じゃなかったっけ?」といった言葉でしょうか。
そのあとは、子供の性格によって変わってきます。
「10数えるうちに片づけちゃおうか!」が、好きな子もいますし、
ママと一緒にゆっくり片づけるのが好きな子もいます。
歌いながら遊びながら、違うことをしながら片づける子もいます。
大切なことは、その子の性格に合った声かけをすることです。
性格に合わない声かけは、その子をさらにぐずぐずさせてしまいます。
うちの下の子は数えられながら片づけるのが大の苦手です。
だけど、私は早く片付けてほしい。
さらに、上の子は数えながら片づけることが大好き。
そこで、下の子の性格を無視して
「誰が早いか競争だよ!」なんて言って、数を数え始める。
下の子にしたら苦痛でしかありません。
片づけたくなくてぐずぐずしているのに、苦手なことを強要されてぐずらないわけがありません。
結果、「約束守らないのが悪いんでしょ!!」という大喧嘩に発展。
私がよくやってしまった失敗です。
これを読んでいる皆さんには、やってほしくありません。
子供の気持ちに共感する。
子供の性格を見極めて声をかける。
そして、4才の子供は「ルールは理解できるけど、守る・守らないは別問題」だということを知っておいてください。
ちょっと長くなってきました。
5才の心の発達については、次回に!
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